自動車部での体験から,下記“仮説”で論文を執筆しました. 時間がありましたら話題の一つとして,ご意見を伺えれば幸いです.
<話題提供>
2001年2月まで三菱自動車(現 三菱ふそう)に勤務.特許分類調査財団IPCCに出向後,移籍退職.
2002年1月,横浜市内で,走行中のトラックのタイヤが外れ,歩道を歩いていた母子が死傷.“リコール隠し”と認定され,社長他,業務上過失致死で有罪判決.会社は信用を失墜,業績が悪化してダイムラー社に買い取られました.
(現在,日野自動車と経営統合?計画)
この事故(事件)は池井戸 潤氏が2009年“空飛ぶタイヤ”でパロディー小説化.さらに,テレビドラマ化,映画化されました.
九大在学中,講義の合間に,本館の地下にあった自動車部の部室入り浸り, 雑誌月刊誌「自動車工学」を読みふけりました. 部活動では許斐さん,宇都さん,寺田さんの指導を受け“整備”を担当.
自動車部で,近隣の小さな運送会社の 運転助手のアルバイトを紹介されました.12月に社長のお歳暮配りのお抱え運転手をした時, いくらゆっくりブレーキペダルを踏んでも
“急ブレーキ” になる所謂 “カックンブレーキ”を体験しました.行き先は九経蓮の要人:九電社長・デパートの社長,他のご自宅.社長さんは助手席で行き先を指示された後,お疲れになっているのか,居眠り.信号で停車した時,ダッシュボードに,何度も,頭をぶっつけそうになった.いくらゆっくりブレーキを踏んでも
”急ブレーキ” でした.
部室に帰り,中山さんに話すと,「それは ”カックンブレーキ” で,コルト(1500)は有名だ.」と言われた.
次世代のコルト・ギャランでは,前輪はディスクブレーキに変更されていました.
三菱重工(長研)⇒三菱自動車(川崎)では,トラック・バスの研究・開発の実験研究を担当.ディーゼルエンジンの燃焼研究,機械式自動トランスミッションの開発・改良の実験研究.1993年3月から,アスベスト材のブレーキライニング材を非アスベスト化した時に多発した“ブレーキ鳴き”
不具合原因究明の実験を担当.
1995年1月,阪神淡路大震災で破損した高速道路から,危うく落下しそうになったバスの映像が テレビニュースで何度も放映されました.ブレーキの設計担当者は「ミツビシのバスは“ブレーキの効きが良い”と評判だ.」と,
自慢していました.
制動時の巨大なブレーキの反力はどの部品で受けるのだろうか?アクスルシャフト だろうか?と,思いました.
2004年5月,専門雑誌の破損原因説明記事から,ブレーキドラムはタイヤと共締めで “ハブ” に装着されていることを知りました. また、リコール改修した車両の生産時期が,ライニング材を非アスベスト化した初期:1992年〜に一致していました.ブレーキメーカーに“ブレーキ鳴き”対策結果を訊ねた時,「“カックンブレーキ”も発生していた」と説明を受けました.後日,
ハブ破損の原因は体験した “カックンブレーキ”(ブレーキからの過負荷) ではないかと疑問を持ちました.当時,在職中のシャシ設計担当者、大学教授等、多くの専門の方に「カックンブレーキが原因では?」と相談したが、理解は得られませんでした*1.
2019年3月IPCC退職後,副島光洋氏(九産大の名誉教授)*2 の指導を受け,2020年9月に機械学会の年次大会で, コロナで,リモート講演(文献番号
J16201*3),さらに項目を追加して2021年5月に自技会でリモート講演(文献番号 20215251).論文として残そうと思い 自技会に提出したら,事務局で二重投稿とされ却下.その後,副島氏に連名してもらい,SAE(米国自動車技術会)に投稿,2024年3月
SAE Paper 2024-01-5037*4 として発行されました.
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